原野の田舎者がその土地の一番都会の街へ行くのと、他所の土地から来る人。
そこになんの違いがあるんだろうか。
そんな事を考えながら過ごしていました。
私が札幌に行って衝撃を受けたのは、誰もが酪農や漁業に携わっているわけではない
ことでした。山では堆肥まき、海では昆布干し、草の時期と牛の出産や世話、
トバとこまいを毟って食べたり…などを体験してる道民は意外と少ないこと。
方言がきついと言われたこと。
私の親戚が一次産業をしている人が多いので、親戚の仕事の話まで学生の話題に乗る
ことは少ないから黙っていれば「どこだかのお嬢さんぽい」で通っていたらしいです。
地方民独特の緊張があったので、訛もあまり出なかったのもあったせいだと思います。
ふと、気を許せるようになってきた時に、それまで実家くらいでしか出なかった訛が
ポロポロと出てきた時にはもうコントロールも難しいくらい訛ってたように思います。
たとえば「もちょこい」とか「なした」とか
北海道で有名なのは「~~っしょ」とか「なまら」も。
私は「なまら」はあまり使わないけど、ごんぼ掘りとかやっとせーなどは使います。
親戚によく言われたのは「おがったなぁ」とか「ほいどになんぞw」とか。
前にもブログに書いた覚えがあるけど、それぞれ北海道民と入植者だった両祖父母で
道民とはいっても北海道に来る前は石川県だったそうだし
入植したてといっても秋田県からはるばる子育てしながら開墾しに来てたりと
職種は多少違っても今の北海道で起こってる事と変わりなくて何だか微笑ましい。
というか…
北海道に来る人の方が、おおらかでチャレンジ精神がある人が多いんじゃないかな。
そういう、風変わりでも楽しそうな人を私は好きになります。
(からかう奴は同じ道民でもダサすぎて一緒に遊べない)
この土地で今も昔も変わってない数少ない「対人」のチャームポイントは
ちゃんと受け継がれていってるんだと思います。
εiз
おなかすいた。