今日は母と約束してた「ゴールデンカムイ」を観に行きました^^
ネタバレ無しって、毎回思うけど難しい!!でも、完結してる話だから調べたらわかっ
ちゃうんだけどね。でも、いい感じにまとまってたし、俳優もちょうどいい感じがした
しアクションもすごかったし、物語の線をわかりやすくするためのアレンジも良いと思
いました。まず、冒頭の203高地の戦闘シーンがすごい。
…これは知人に聞いた話だけど、アシリパの大おじ(マカナックル)の役はアカンコタ
ンの人だとか@@ 本当のアイヌの人も起用してるのが、この映画のもう一つの良いと
ころだと思います。エンドロールにはたくさんの知ってる街の名前や資料館の名前。
この映画はもちろんフィクションだけど、とても北海道の歴史を忠実に再現してるし
尊重している素晴らしい映画だと思います。
この1幕で完結というわけにはもちろんないでしょう…?次はきっと網走編だと思う。
網走編といえば、第7師団とか大雪山とかラッコとか監獄でしょう。
今回はちょっとしか登場してなかった谷垣が結構良い出番なんですよ!!(重要
私は主役の杉元やアシリパは当然大好きで、1番にしてしまいがちなので…あえて除外し
て好きなキャラクターを挙げる人なんです。そういう意味で谷垣が本当に好き。
ちなみに、母は尾形が好きだそうで。きっと鯉登少尉も好きだろうなぁ。
最後にちらっと映ってたキロランケが本当にキロランケの雰囲気で好き。
北海道は、アイヌと北海道に移住してきた内地(本州)の人達が共存して成立してる
土地。もちろん今以上に差別は多かったと聞いてるけど、アイヌの欲しい物をシサム
(和人=わじん)は持ってるし、シサムが欲しい物をアイヌは持ってこられる。
だから一緒に生活してる…。きっと、父方の祖父が函館にいた頃は和人もアイヌも一緒
に雇用してたと思う。祖父の祖先は本州の今で言う石川県から函館に入植してきた家だ
ったりします。その頃からずっと漁業をしていたそうです。
母方の祖父母は秋田から酪農や農業をしに北海道へ入植しました。
…まぁ私の話はさておいてなんですが。
北海道に3世代以上住んでる私などは、巡り巡って日本全国のいろんな人達と知らずに
交流してるといえば良いのかな?北海道はそんなお得?な土地でもあります。
だから方言も、色んなところから入植してきた人との交流があって自然と「北海道弁」
になっていったと思うんですよね。
釧路だと鳥取県などからの移民が多いから方言や地名などが中国地方と似ている雰囲気
があると聞いています。…なんなら鳥取神社や厳島神社があるし。
移住してきた人達は、ずっと故郷を忘れずに思っているのでしょうね。
という風に、私は両祖父母がシサムの家に生まれましたけど、アイヌの考え方や生き方
や歴史を尊敬してるし親戚や知人もいるから、アイヌの人に対して友好的な思いを持っ
ています。
今回「ゴールデンカムイ」の映画を観て、よりこの北海道を大切な故郷だなと深く思い
ました。そして面白い物語だと思います。
そして、客席に高齢の方が多かったのが最初ほんの少し意外に思いました。漫画原作で
フィクションにも関わらず。…だけど、少し考えればすぐ分かりました。
彼らこそゴールデンカムイを観て欲しい人達だったかもしれないって。
厳しい寒さしかないこの土地を、実際に豊かにしていってくれた人達だもの。
観終わった頃には、その背中にどんな思いを背負っているのかなと思いを馳せました。
とにかく、色んな気持ちを抱いたひとときでした。
すでに北海道に縁がある人も、今はまだない人も、この映画をきっかけとして北海道と
この地に入植したあなたの故郷の人達や、アイヌのことを知ってもらえたら良いなと思
います。…土地は寒いけど、人の心はあたたかいです。あなたと同じでね。
εiз
野田さんって、道民だったのねw なるほど理解。