山の方の祖父母の家でも、実家でもいつでも居たのは猫でした。
祖父母の家では、私がごく幼いときに犬も居たような気がしたけど…あまり交流はあり
ませんでした。でも、父の車で帰るときに家の敷地のギリギリ端っこまで、追いかけて
いた姿は今でも思い出せます。
近所の家で飼われていた赤毛の柴は、私が雪山で一人で泣いていたときにずっとそばに
居てくれて…。野良のサモエドは、口笛を吹くとどんなに遠くからでも走ってきて一緒
に遊んでました。近所の喫茶店をやっていたお姉さんが飼っていたボーダーコリー
ファミリーは性格がはっきりしてて、散歩に連れて行くとよく走って振り回されたり。
通学路ですれ違うダルメシアンカップルはとても優雅で、クラスメイトが飼っていた
ラブラドールは可愛くて穏やかだった。
…と今まで接したことのあるワンちゃん達を思い返してみたけど……一人で遊んでると
なぜかよく寄ってきて、特に柴とサモエドはよく近くに居てくれて「さみしいな」って
思ってたら気がついたら近くに居たなぁと思う。
「雪月風花」をMVと一緒に聴いていると、当時の柴やサモエドと離れることになった
経緯も一緒に思い出されてすごく切なくなります。
でも、一緒に居られた時間があったから今でも犬が嫌いじゃないんだと思う。
最近は散歩してる姿をすれ違いざまに微笑ましく眺めるに留めているけどね。
本当は少し戯れたかったりします^^
実家の猫達とも、いつかは一緒に居られなくなるときは来るけど…その日までたっぷり
可愛がって世話してあげたいなぁと思います。
すごく甘えてくるわけじゃないんだけど、気がついたらそばにいてうとうとしてる姿を
見ているとあたたかい気持ちになるんだよね。先代の猫達が旅立っていったときの悲し
さを忘れるわけじゃないが、この前の誰かに「ありがとう」と言われた夢を見てから
私の心の中に何らかの気持ちが芽生えたから。
…「なんらか」というのがまだ自分で把握しきれてなくてポワンとしてるのだけど。
限りがあるからどう過ごしていくか、能動的に考えて行動したいなと思う。
εiз
柴とサモエドの笑顔をやけに思い出す。